児玉 泰 Kodama Yasushi
1959年 大阪府生まれ
絵画教室で油絵を学び、中学でシュールレアリスムに出会ったことから、
特にルネ・マグリットの作品に多大な影響を受ける。 以降、アクリル絵の具や立体を組み合わせた作品を制作。
2024年現在
高槻市美術家協会(洋画部)会長
茨木美術協会会員(デザイン部)

幼少期から絵画制作を続けていた児玉泰先生は、日本画や油絵を経て、現在アクリルを使ったアートを制作されています。
人の生活と自然のあり方を探求し、幾何学的なデザインを組み合わせた作風でポップとノスタルジーを併せ持った作品が特徴です。
また、考古学研究をもう一つのライフワークとし、古代の水路や史跡に関して発表した論文は、いくつも引用されています。
─ 考古学 ─
1981年 羽曳野市内にて埴輪窯跡を発見
1993年 「日本歴史館」(小学館)に挿絵寄稿
─ 論文 ─
1989年 「古代の大溝に関する若干の考察」/京都教育大学考古学研究会『史想』22号
1994年 「高槻の群集墳」(小論文)/大阪府小中学校教育研究会『中学の広場』143号
1998年 「三島五社水路について-古代の灌漑水路」(小論文) /大阪府小中学校教育研究会『中学の広場』159号
2008年 「三島五社水路についての歴史的考察』/京都教育大学考古学研究会『史想』23号
2014年 「佐紀盾列古墳群西支群についての覚書」/『晴歩雨読-和田萃先生古稀記念文集-』
─ 個展 ─
1995年 芥川緑地資料館あくあぴあ 「古代の想い」
1966年 川端康成文学記念館ギャラリー 「茨木の古墳を考える」
1999年 西脇市岡之山美術館アトリエシリーズ企画
「西脇市岡之山古墳群を考える」
2000年 ギャラリーくるせ 「後期古墳を考える」
2003年 川端康成文学記念館ギャラリー 「ここ十年の流れ」作品展
2005年 西脇市岡之山美術館アトリエシリーズ企画「辺境の景観を考える」
2006年 アートスペース東山 作品展
2008年 アートスペース東山「磯城・磐余 景観―大和・奈良 No.1」
2009年 川端康成文学記念館ギャラリー 「JUGUN―樹群」
2010年 アートスペース東山 「葛城 景観―大和・奈良 No.2」
ギャラリーNOB 「視点の四方向」
2011年 アートスペース東山 「佐紀盾列 景観―大和・奈良 No.3」
2012年 ギャラリーセージ 「日常の狭間」
2013年 アートスペース東山「下ツ道 景観―大和・奈良 No.4」
2021年 アートデアート・ビュー 作品展
2023年 ギャラリーからころ 作品展
2024年 たまご絵本館ギャラリー
あべのハルカス近鉄本店アートギャラリー
─ 受賞 ─
1979年 高槻市展市長賞 '83 同賞、'82 市議会議長賞
1980年 京都美術展
1989年 京展 ~'91、'93~'95、'97、'99
1989年 全関西展 ~'96
1991年 加西市花の大賞展 '92、'98 奨励賞、'03 根日女賞
1992年 ゼンリンオリジナル地図コンテスト審査員賞
1993年 京都ビエンナーレ
1993年 西脇市展特選 '98 同賞、'99 同賞、'94 推薦、'04 最優秀賞
1993年 しんわ美術展銅賞 '95 努力賞、'21 銅賞
1994年 伊丹大賞展 '99
1994年 茨木市展市長賞 記念賞 '95 市議会議長賞、'21 教育委員会賞(デザイン)
1995年 西脇サムホール展 '06、'08、'12、'17
1996年 京都工芸美術展
1997年 西宮市展デザイン 市商工会議所会頭賞
1998年 西宮市展 市議会議長賞 '08 市議会議長賞、'16 市展賞、'22 佳作
2001年 加古川市川の大賞展 '03 特別賞、'04、'05、'07
2010年 現代美術―茨木 特集作家招聘
2011年 損保ジャパン奨励賞
~ 風の通る街の景観シリーズ ~
具象のようでありながら、実在しないオブジェクト群
深い森の前に配置された、無数のカラフルなオブジェクトは、
児玉泰の日常的な無意識のスケッチから生まれる、実際には存在しない造形です。
見る人によっては、遊園地の遊具のようであり、
あるいは机上の玩具のようでもあります。
もしくは、他の物を連想されるかもしれません。
~ 古墳シリーズ ~
造形的な要素だけではなく、存在することの神秘性に魅了される、古墳たち。
ポストカードとして販売中です。
一部の原画は、2024年8月あべのハルカス アートギャラリーにて展示。